平凡で凡人の日記

極めて普通のブログです。面白おかしく日々の出来事を綴ります。

高校野球の球数制限について

今日行われたセンバツ高校野球一回戦「滋賀学園」対「東海大市原望洋」の一戦は手に汗握る好ゲームだった。

 

東海大市原望洋のエース金久保投手と滋賀学園の背番号10番棚原投手の延長14回までの投げ合いは素晴らしかった。しかしどちらのピッチャーも200球近くのボールを投げていた。丁度同じ時間帯にwbcの日本対アメリカが行われていたがwbcには球数制限のルールがあり100球程度を目途にピッチャーの降板を義務付ける決まりがある。これはピッチャーの肩は消耗品であり投げすぎによる怪我を防止するために存在している。

 

球数制限はアメリカで最初に導入されたルールで日本にはまだ馴染みがないが、ピッチャーの分業制の考えを取り入れており先発、中継ぎ、抑えとピッチャーを繋いでいくことで球数を投げないでいいようにするものである。しかしそれはピッチャーの数が潤沢にあるプロだからできることであり高校野球に導入することができるかといえば微妙だと思う。地方から優れたピッチャーを取り込める強豪私学がますます強くなり、地元の公立高校によくある絶対的エースがいるチームはかなり厳しい戦いになるだろうと考えるからだ。しかし200球は誰がどう見ても投げすぎだと思うので監督などはぜひしっかり考えてもらいたいなと思った。